ウクライナ戦況 日次レポート

Ukraine War Daily Intelligence Report
2026年04月01日
※ 日付・時刻は全て日本時間(JST)です。
概況
ロシア軍損失
前線状況
民間施設への攻撃
外交・分析
主要KPI(2026年3月31日(JST))

ロシア軍兵員損失(累計)

1,297,670
+970 / 前日比

前線交戦数(24時間)

151
最多:ポクロウスク方面

ドローン撃墜率

92.4%
267/289機無力化

民間人被害(24時間)

2名死亡
39名負傷
主要動向
ロシア軍の大規模ドローン攻撃:3月30日夜〜31日朝にかけて289機のドローンを発射。うち267機(92.4%)を無力化したが、20機が11箇所に着弾。ポルタバ州で2名死亡、全国で39名負傷。
クレムリンの交渉圧力:ゼレンスキー大統領がロシアによるドネツク州未占領部分からの2ヶ月以内撤退要求を公表。ISWはこれをロシアの認知戦の一環と評価。
ウクライナ軍の戦果:ウスト=ルガ港への4回目の攻撃でロシアの石油輸出に打撃。週次原油輸出が175万バレル/日減少し、石油収入が10億ドル以上減少。
ISW評価:ロシア軍の2026年1〜3月の平均前進速度は1日5.5km²(2025年同期比50%減)。ウクライナ軍は複数の前線セクターで主導権を争い続けている。
ISW戦略的評価
ISW Russian Offensive Campaign Assessment, March 31, 2026
2026年1〜3月のロシア軍平均前進速度は1日5.5km²(2025年同期は11.06km²)と大幅に低下
ウクライナ軍は2026年冬〜春にクルスク侵攻(2024年8月)以来最大の戦果を達成
ウクライナ軍はオレクサンドリウカ・フリャイポレ方面で400km²以上を解放(1月下旬〜3月中旬)
クレムリンはドネツク州未占領部分からの撤退を2ヶ月以内に要求(ゼレンスキー大統領が公表)
ロシア軍の補充率が2022年以来初めて損耗率を下回った(2026年1月)
ウクライナのレニングラード州バルチック海油港攻撃でロシアの石油収入が10億ドル以上減少
装備損失(累計・2026年3月31日時点)

兵員

1,297,670
+970 前日比

戦車

11,826
+2 前日比

装甲戦闘車両

24,324
+7 前日比

砲兵システム

39,110
+61 前日比

多連装ロケット砲

1,709
+1 前日比

防空システム

1,338
+1 前日比

航空機

435
累計

ヘリコプター

350
累計

UAV(作戦・戦術)

208,827
+2,296 前日比

巡航ミサイル

4,491
累計

艦艇・ボート

33
潜水艦: 2

車両・燃料タンク

86,359
+199 前日比
月別兵員損失推移(推定)
セクター別交戦数(2026年3月31日)
領土概況

ウクライナ軍の前進

クピャンスク方面:ペトロパウリウカ北東部でウクライナ軍が前進
ポクロウスク方面:ウダチネ西部でウクライナ軍が前進

ロシア軍の前進

コスチャンチニウカ方面:コスチャンチニウカ南東部・東部外縁でロシア軍が前進
注目事項
ロシア軍はヴァシウキウカ(ドネツク州)の占領を主張したが、ウクライナ軍が否定。
ウクライナ軍の長距離打撃
ウスト=ルガ港(レニングラード州)への4回目のドローン攻撃:5万トン油タンクが炎上
プリモルスク港・ウスト=ルガ港への攻撃でロシアの週次原油輸出が175万バレル/日減少
占領下ルハンスク州でBuk-M3防空システムをドローンで撃破
占領下アルチェウスクの製鉄所・変電所4箇所を攻撃
ドローン攻撃統計(3月30日夜〜31日朝)

発射数

289
Shahed・Gerbera・Italmas等

無力化数

267
無力化率 92.4%

着弾数

20
11箇所に着弾

残骸落下箇所

6
二次被害あり
発射方向:オリョール、クルスク、ミレロヴォ、プリモルスコ=アフタルスク、占領下クリミア(フヴァルジースケ)
備考:約200機がShahed型。ドローンにはR-60空対空ミサイルを囮として搭載した新型も確認。
ミサイル攻撃統計
発射数0発
無力化数0発
着弾数0発
備考3月31日夜はドローン攻撃が主体。ミサイル単独攻撃は前日(3月30日)に1発確認。
誘導爆弾統計
1日あたり平均投下数:200〜300発
シルスキー総司令官発表:ロシア軍は毎日200〜300発の誘導爆弾をウクライナに投下
民間施設攻撃記録
場所攻撃種別人的被害詳細
ポルタバ州(市内) ドローン攻撃 1名死亡4名負傷 集合住宅・インフラ被害。負傷者に子供2名含む。
ポルタバ州(農村部) ドローン残骸落下 1名死亡3名負傷 撃墜されたドローンの残骸が集合住宅に落下。負傷者に子供1名含む。
スムイ州 ドローン・砲撃 17名負傷 20コミュニティ46集落に140回の攻撃。6歳の子供を含む17名負傷。
ニコポリ(ドニプロペトロウスク州) ドローン攻撃 11名負傷 集合住宅・商店が被害。子供1名含む11名負傷。
ドネツク州(スロビャンスク・クラマトルスク等) 砲撃・ドローン攻撃 6名負傷 スロビャンスク駅など複数地点で鉄道・民間インフラ被害。
ヘルソン州 砲撃・ドローン攻撃 5名負傷 集合住宅・行政施設が被害。5名負傷。
ハルキウ州(チュフイウ) ドローン二重攻撃 5名負傷 非稼働施設に二重攻撃。警察官含む5名負傷。
ザポリージャ州 砲撃・ドローン攻撃 2名負傷 43集落に1,121回の攻撃(過去最多)。2名負傷。
オデーサ(市内) ドローン攻撃 1名負傷 集合住宅3階バルコニーにドローン直撃。50歳男性1名負傷。
クルイウイ・リフ(ドニプロペトロウスク州) Shahedドローン攻撃 1名負傷 Shahedドローン攻撃により火災発生。1名負傷。
民間被害まとめ(24時間)

死者数

2名
ポルタバ州で2名死亡

負傷者数

39名
子供複数含む
ポルタバ州で2名死亡(市内1名・農村部1名)、全国で39名負傷。子供複数含む。
外交・政治動向
ゼレンスキー大統領:ロシアがドネツク州からの2ヶ月以内撤退を要求していると公表
ゼレンスキー大統領がイースター停戦を提案→クレムリンが懐疑的に反応
EU、凍結ロシア資産の利益から9200万ドルをウクライナに追加支援
ゼレンスキー大統領がメルツ独首相と和平交渉・安全保障協力について協議
ロシア軍An-26輸送機が占領下クリミアで墜落、29名死亡
ウクライナ、ロシアがウクライナのドローンをフィンランド・バルト諸国方向に誘導していると発表
EU、ウクライナに改革加速を求める書簡(11項目の未完了改革を指摘)
戦略的評価(ISW)
ロシア軍の進撃ペースが鈍化。ウクライナ軍は複数の前線セクターで主導権を争い続けている。
2026年1〜3月のロシア軍平均前進速度は1日5.5km²(2025年同期は11.06km²)と大幅に低下
ウクライナ軍は2026年冬〜春にクルスク侵攻(2024年8月)以来最大の戦果を達成
ウクライナ軍はオレクサンドリウカ・フリャイポレ方面で400km²以上を解放(1月下旬〜3月中旬)
クレムリンはドネツク州未占領部分からの撤退を2ヶ月以内に要求(ゼレンスキー大統領が公表)
ロシア軍の補充率が2022年以来初めて損耗率を下回った(2026年1月)
ウクライナのレニングラード州バルチック海油港攻撃でロシアの石油収入が10億ドル以上減少
出典: ISW Russian Offensive Campaign Assessment, March 31, 2026
ウクライナ軍の長距離打撃
ウスト=ルガ港(レニングラード州)への4回目のドローン攻撃:5万トン油タンクが炎上
プリモルスク港・ウスト=ルガ港への攻撃でロシアの週次原油輸出が175万バレル/日減少
占領下ルハンスク州でBuk-M3防空システムをドローンで撃破
占領下アルチェウスクの製鉄所・変電所4箇所を攻撃